会計のコツがわかる小説

私は公認会計士試験の勉強中、勉強の休憩中や寝る前に会計の小説を読むことで、休憩中も勉強してるぞ感を自分の中で出しモチベーションを維持しつつも気分転換をしてました。

また、活字を読みなれていると参考書を読み進めるスピードもアップして一石二鳥!!

そこで、今回は会計の勉強中に休憩がてら読める会計小説をご紹介したいと思います。

 

 

会計天国

あらすじ
突然、事故死した経営コンサルタントの北条。そこに現われた黒スーツ姿の天使・Kが提案したのは、現世に復活するチャンスだった。ただし、人生崖っぷちの5人を、会計ノウハウを使って幸せにするという条件付で……。
その5人とは、
黒字続きなのに給与と家賃が払えないアパレル会社の元アイドル社長。
アニメグッズを販売する直営店ビジネスが大コケして株価が急降下したオタク社長。
親が買収した子会社で粉飾決算が発覚した経理担当の娘。
決算書が読めないのに「売上至上主義」で出世できた大手専門商社のやり手部長。
多角化経営に失敗して資金繰りに行き詰った青年実業家(実は娘の婚約者)。
北条は追い詰められた彼らを救い、現世に戻って娘の結婚式に出席することができるのか――。

 

管理会計のエッセンスを勉強することができる本です。

この方の小説は、戦略課長とか猿の部長とか色々ありますが、丁寧に解説する人基本小ボケをかましながら教わる人のセットで会話形式で話が進むので、とても分かりやすいです。

また、テンポがいいので、息抜きとしてもオススメです。

MBA経理課長・団達也の不正調査ファイル―ストーリーでわかる管理会計

あらすじ
本書の主人公、団達也は30歳の熱血漢。東京大学卒業後、大手コンサルティング会社に勤め、華々しく活躍するものの、己のミスからひとつの会社をつぶしてしまいます。傷を負った彼は、師匠の宇佐見教授の勧めで、シンガポール大学に進んでMBAを取得、並み居る大手コンサルや金融機関の誘いをけり、経営の傾いた日本の中堅部品メーカー、ジェピーに入社します。
宇佐見教授の親友財部文治が創業したジェピーは、マイクロスイッチの特許などで100億円企業へと成長を遂げますが、文治の死、あとを継いだ息子の無策、そしてその息子を操る専務の間中隆三の暗躍などで、経営は迷走する一方でした。
そんなジェピーに経理課長の肩書きで入社した団達也は、ほとんど四面楚歌の中、経理部社員の細谷真理の力を借りながら、「会計の力」で会社を立て直そうと試みます。

 

先ほどの小説に比べ、よりシリアスな内容となってます。

ボケとかはほとんどなく、会社を立て直すために奮闘するMBAホールダー経理課長の話です。

こちらの小説も理会計よりですが、監査的な目線もあります。

監査上、不正リスクシナリオとしてよく特定する循環取引架空売上を取り上げているため、実務の理解としても非常に役立ちます。

働きながら勉強をしていると(特に監査業界以外で働いている方)

 

 

監査ってなによ

 

 

って感覚に特に陥りやすいです。

公認会計士試験の受験時代はどの参考書を読んでも、何がしたいのかさっぱりわかりませんでした。

ただある程度監査について理解できてから参考書を読むと、監査として実現したいことそのための手段として立案した手続をイメージすることができます。

この小説はその手助けになるのではないかと思います。

今回は二冊の紹介でした!

Related Articles

修了考査に落ちる人のパターン3選

公認会計士の最後の関門である修了考査。 修了考査にさえ合格できれば、試験のプレシャーから開放され、晴れて公認会計士登録することができます。 ただ修了考査はここ最近合格率が低下ぎみであり、残念ながら落ちてしまう人がいます。

Read More

Author

経理とかけ離れたマーケティング部門に所属しつつも、働きながら公認会計士試験に2年で合格。

その後、監査法人へ転職し監査業務に従事。

人生を変える勉強をサポートするブログを開始。

<主な保有資格>

公認会計士、中小企業診断士、簿記1級、ファイナンシャルプランナー2級。

Ad