資格勉強の中で上位にくることが多い中小企業診断士。
今回は中小企業診断士を取得する5つのメリットを書きます。
そもそも中小企業診断士はどんな資格なのでしょうか。
中小企業診断士とは
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。
中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。
中小企業基本法では、中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)として位置づけられています。
出典:J-SMECA
中小企業診断士はコンサルティング関連の国家資格です。
独占業務はないですが、幅広い知識を持っていることを証明することができる資格です。
そんな中小企業診断士を取得する5つのメリットです。
1.幅広い知識を身につけることができる
中小企業診断士の一次試験はマークシートです。
試験科目は7科目あり、広く浅く知ることが求められます。
しかも試験科目は最新状況にすぐアップデートされるので、生きた知識を学ぶことができます。
2.経営分析を行う際の切り口を学ぶ
中小企業診断士の二次試験は論文問題です。
この論文問題で求められることは知識ではなく、ある企業の状況を把握し、経営のフレームワークに当てはめることで企業の経営分析・改善策を考えることです。
正直勉強していて、とても面白いです。
この問題を解き慣れてくると物事を考える時の思考プロセスを身につけることができるので、新たな視点で企業を分析することができるようになります。
3.勉強時間が短くコスパがいい
中小企業診断士は広く、浅い知識が求められます。
深い知識が求められないため、ざっくり全体像を把握すれば十分対処できます。
一次試験は科目数は多いものの、2科目くらいは自分の仕事で扱っていたりして勉強する前から得意な科目があると思います。
そのため、残り5科目を勉強すれば済みます。
私の場合は、ITと会計が得意だったので、この2科目で得点を稼ぎ、残りの科目は2科目科目が通常の点数、3科目は足切りギリギリで合格しました。
二次試験も知識系の問題ではないため、型さえ覚えてしまえばそんなに時間を掛けずとも合格することができます。
私は働きながら半年で合格することができたので、コスパの良い資格だと思います。
4.年齢層・バックグラウンドが幅広く人脈を広げやすい
中小企業診断士は働きながら取得することが一般的な資格であるため、受験者の年齢層が幅広いです。
そのため、様々な企業で働いている方と知り合うことができるため、人脈を広げやすいです。
私は一度新幹線で中小企業診断士の勉強をしていたところ、隣に座っていた60代の方も中小企業診断士の勉強をされていたことから、意気投合し仲良くなった経験があります。
5.独立開業の可能性が広がる
サラリーマンとして働いているとどうしても収入や自由な時間に限界があります。
もしもっと自由な時間や高い報酬目指すならば、雇用されている状況から抜け出すのも一つの手段です。
中小企業診断士は独立開業されている方もおり、かつ独立を支援する勉強会も多いので、チャンスが広がりやすいです。
中小企業診断士は働きながらでも十分目指せる資格の上、勉強したことが仕事に直接活きることが多いので、とても面白い資格です。
少しでも面白そうだなと思って頂けたら、今年目指してみてはいかがでしょうか。