監査法人の残業時間

公認会計士の資格を取るとまず最初に考えるキャリアが監査法人に勤務すること。

会計・監査の基本を学べるということで監査法人は一つの選択だと思います。

一方、監査法人はブラックボックスになっていることから、どんな働き方をしているのかイメージが付きにくいですよね。

ということで、今回は監査法人の労働時間について、書きます。

 

監査業界ってそもそもどんな特徴があるのでしょうか。

 

監査業界の特徴

・繁忙期と閑散期がはっきりしていること

・昨今監査業務の要求水準が高まっており、業務が増加傾向にあること

・受験者が大幅に増加していないことから、一人辺り負担業務が増加傾向にあること

・残業時間が増加傾向にあることから、各監査法人は労働環境の改善を行っていること

 

やはりなんといっても直近では公認会計士の人数が減っているにも関わらずやらなければならないことが多いため、過重労働になりやすい職場環境にあることが特徴でしょうか。

それでも大手監査法人はパソコンが一定時間になるとパソコンの接続を強制的に切断して仕事ができなくするなどの工夫を行い過重労働を無くそうと努めています。

それでは実態はどうなのでしょうか。

 

私の昨年の労働時間のグラフが以下の通りです。

 

監査法人の労働時間

 

繁忙期労働時間:258時間/月(一日辺り平均12時間)

閑散期労働時間:136時間/月(一日辺り平均6時間)

 

期末監査は長時間労働になりやすいですね。

一方、閑散期はほとんど休みになるので、オンオフがはっきりしていると言えるでしょう。

監査法人での働き方のイメージは付いたでしょうか。

 

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Author

経理とかけ離れたマーケティング部門に所属しつつも、働きながら公認会計士試験に2年で合格。

その後、監査法人へ転職し監査業務に従事。

人生を変える勉強をサポートするブログを開始。

<主な保有資格>

公認会計士、中小企業診断士、簿記1級、ファイナンシャルプランナー2級。

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